この記事でのバージョン
Unity 5.6.0f3
はじめに
UnityではResourcesに入っているファイルは基本的に全て、ビルドに含まれてしまいます。
なので、ビルドしたくないファイルはResourcesに入れてはいけないのですが、
場合によってはResourcesに入れたいけど、ビルドには含めたくない!という場合もあると思います。
という事で今回は、Resourcesにあるファイルをビルド時にのみ移動する方法のご紹介です。
ResourcesAutoEvacuator
実装方法は、
ビルドする前に実行されるOnPreprocessBuildでファイルを移動し、
ビルドした後に実行されるOnPostprocessBuildで移動したファイルを戻すだけです。
なお、OnPreprocessBuildはUnity5.6から機能なので、注意が必要です。
実際にプログラムにしてみると以下のような感じに。
上記のResourcesAutoEvacuator.csをEditor上に作成し、
Resources内にTemporaryというディレクトリを作成すると、
ビルド前にディレクトリごとEditor内に移動するようになります。
Unityエディタ上で見ても移動したか分からないので、Finderで確認すると、
ばっちり移動していますね……!
参考