(:3[kanのメモ帳]

個人ゲーム開発者kan.kikuchiのメモ的技術ブログ。月木更新でUnity関連がメイン。

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本ブログの運営者kan.kikuchiが個人で開発しているゲームです!


実機上でコンソールのログを確認したり、簡易的なプロファイラが使えるSRDebugger【Unity】【アセット】


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この記事でのバージョン
Unity 2017.4.2f2


はじめに

今回は実機上でコンソールのログを確認したり、簡易的なプロファイラが使える

SRDebuggerというアセットの紹介です!

SRDebugger - Console & Tools On-Device - Asset Store


ちなみにPlus/Proの人は常時20%Offだったりします。


使い方

SRDebuggerをインストールすると、

画面左上を3回クリックするだけでウィンドウを表示出来るようになります。

なお、実機上はもちろんの事、エディタ上でも使えます。


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また、Window -> SRDebugger -> Setting Windowから設定画面を開く事も出来るようになります。


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SRDebuggerを使えないようにしたい場合は、

この設定画面のGeneralタブにあるLoadingをDisabledに変更しましょう。


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設定画面では他にも

ウィンドウを開く方法を変えたり、レイアウトやショートカットを変えたりする事も出来ます。

System (デバイスやUnityの情報を確認)

Systemタブでは実行しているデバイスの種類やスペック、

Unityのバージョンやディスプレイの解像度等を確認出来ます。


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Console (コンソールのログを確認)

Consoleタブではエディタ上のConsoleに表示されるログを実機でも確認出来ます。

DebugのログもUnityが自動で出すエラーも表示され、エラーが発生しているメソッドも分かります。

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なお、起動してすぐのAwakeで出したログは表示されない(Startは表示される)ようです。


Options (ゲーム中に任意の値を変更)

Optionsタブは初期状態では何も表示されていませんが、


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自分で拡張し、ゲーム中に任意の値を変えられるように出来ます。


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これを使えば以前紹介した「エディタ実行中にTime.timeScaleを任意の値に変更する」

という機能を実機でも使えたりするわけです。

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詳しくは以下の記事をどうぞ!


f:id:kan_kikuchi:20190217120231g:plain:w700



Profiler (簡易プロファイラ)

ProfilerタブはFPSや処理に時間がかかってる場所(Update, Render, Other)、

メモリの使用量を確認出来ます。


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Unityのプロファイラほど詳細な情報は見れないので、腰を据えてプロファイリングするというよりは、

定期的にざっくりチェックするという使い方になりそうです。


おわりに

ただ導入するだけで、コンソールのログを実機で確認出来る優れものですが、

色々なAPIも用意されてるようなので、拡張性も高そうでした。




SRDebugger - Console & Tools On-Device - Asset Store