この記事でのバージョン
Unity 2017.3.1f1
はじめに
今回はPlayerPrefsに保存された値の表示や変更、
作成に削除、検索とエクスポート&インポートまで可能にする
Advanced PlayerPrefs Windowというアセットの紹介です!
Advanced PlayerPrefs Window - Asset Store |
PlayerPrefsに保存されているデータを可視化し、GUIで操作出来るようにするアセットで、
PlayerPrefsに保存されている値を見たい!変更したい!追加したい!みたいな時にオススメです!
余談ですが、PlayerPrefsにListやDictionaryを保存したり、
使い勝手を良くするPlayerPrefsUtilityなるものを前に紹介していました。
基本的な使い方
Advanced PlayerPrefs Windowをインストールすると、
Window -> Advanced PlayerPrefs Windowの項目が表示され、
そこからウィンドウを表示出来るようになります。
ウィンドウにはPlayerPrefsに保存されている値が表示される上に、KeyもValueも自由に変更出来ます。
なお、右側にあるボタンは左から変更した値の保存、変更した値を戻す、データの削除で、
その左にある?にカーソルを合わせると保存されている値の種類(Float, Int, String)が表示されます。
新規作成
新しいデータを作成したい場合はOptionsのNew Entryを押し、
KeyとValue、それにTypeを指定し、大きな+ボタンを押すだけです。
一括削除
チェックマークを付け、OptionsのDelete Selected Entriesを押すと
チェックを付けたデータを一括削除出来ます。
なお、OptionsのDelete All Entriesを押すと全データを一括削除出来ます。
検索とソート
検索バーから検索する事も可能で、検索対象はKeyとValueまたは両方を指定できます。
また、SortボタンでKeyを昇順また降順にする事も可能です。
エクスポートとインポート
OptionsのExport All Entriesで全データをエクスポート、
Export Selectedでチェックしたデータをエクスポート、
Importからデータをインポートする事も出来ます。
なお、出力ファイルはppeというファイルで、中身はxmlです。
おわりに
PlayerPrefsのアセットを紹介しておいてなんですが、
実はかなり前からPlayerPrefsは全く使ってなかったりします。
なぜならInt, Float, Stringしか保存出来ず使い勝手が悪い上に、
全データを一括で読み込んだり保存したりするため、容量が少ないものにしか向いていないからです。
そもそもPlayerPrefs自体がゲームのセーブデータを保存するためのものでなく、
設定情報を保存するためものだったはずなので、当たり前と言えば当たり前の仕様ではあります。
なので、いつもはデータ保存用クラスを作って、それをJsonで外部出力しています。
Advanced PlayerPrefs Windowはいつ買ったのか覚えていないぐらい前のやつですが、
評価がかなり良いのに、一度も使わず勿体無いので記事にしてみた次第でした。
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