この記事でのバージョン
Unity 2017.4.7f1
はじめに
新作ゲームをリリースしました!その名も「札束風呂VR」です!!
580円の有料ではありますが、なにとぞよろしくお願いします!
ちなみに、念願の初VR作品&初Steamリリースだったりもします。
ゲーム内容はタイトル通り、VRで札束風呂を含めた富豪体験ができるようなものです。
VRゲームというよりかは色々なネタを仕込んだVRエンタメ(?)みたいな感じになっています。
PVやストアのスクショには載せていないネタもかなりあるので、ぜひ探してみてください!
誰もが夢見る札束風呂をVRで体験できるゲームをリリースしました!
— カン@Game Creator(Unity/VR/Switch/Steam) (@Kan_Kikuchi) 2019年4月3日
犬や猫、可愛い女の子に???までいる超々欲張りセットです!
Money Bath VR / 札束風呂VR : 580円
Steam : Oculus Rift、VIVE対応https://t.co/0KCw8m7v10
平成最後の悪ふざけ!よろしくどうぞ!! pic.twitter.com/Y0X2harXPn
なお、リリース時はOculusとVIVEのみの対応でしたが、現在はWindowsMRにも対応しています!
開発の経緯
元々は「VRで何か作りたい」「開発合宿で軽くなにか作ろう」「Oculus Goなら合宿でも開発しやすい」
みたいな感じでOculus Go用に開発し始めたものだったのですが、
PS VRのねこあつめVRが話題ですが、ここで僕が開発合宿で作ったOculus Goの札束風呂VRを見てみましょう。 pic.twitter.com/77tcnqg0Nt
— カン@Game Creator(Unity/VR/Switch/Steam) (@Kan_Kikuchi) 2018年5月31日
残念ながらOculusさんに「理由は教えないけどリジェクト」と相手にしてもらえなかったので、
Steam向けに改良し、めでたくリリースと相成った感じです。
そもそもが「VRで何か作りたい」という動機だったの、がっつりゲームを作るというよりも
いっそゲーム性(目標や競技性)を捨てて、ネタ系を短時間で作ろうとしたので、こういう形になりました。
まぁ作ってくうちにネタを色々思い付いてしまって、結果、結構時間はかかってしまったのですが……。
開発環境と開発の方法
開発環境や開発の方法が気になるとのコメントを頂いたので、これらについても紹介しておきます。
まずメインで使ってるのはiMac(Retina 5K, 27-inch, 2017)で、スペックは以下の通りです。
メモリ | 64 GB 2400 MHz DDR4 |
グラフィック | Radeon Pro 580 |
CPU | Core i7 |
Fusion Drive | 3TB |
Oculus Goの時はAndroidのスマホと同様に、iMacに直接繋いで転送が出来たのですが、
StemVR向けは基本的にWindowsでしか確認出来ません。
(一応MacにSteamVRを入れて確認する事も可能っぽいですが、上手く行きませんでした……。)
なので、基本的にMac上でSteamVR(SteamVR PluginのCameraRig)を使わずにエディタ上だけで開発し、
途中途中、Windows機で確認するというやり方をしていました。(Macの方が慣れているので)
ちなみにWindows機はドスパラで買ったGALLERIA FZというやつで、スペックは以下の通りです。
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
グラフィック | GeForce GTX1080 Ti |
CPU | Core i7-8700K |
SSD | 720GB |
HDD | 3TB |
ディスプレイはMacがiMac含め3枚、Windowsが1枚の計4枚(全て27インチ)で、
以下のように近くに置くことで同時に作業しやすいようにしています。
さらにWindowsのディスプレイは、SwitchやPS4と切り替えられるようにしていたりもします。
(テレビに繋いでると基本的に使ってないため、付けるのがめんどくさくてやらなくなるので……)
なお、VRデバイスはVIVE PROとOculus Riftを使い、
リリース後にLenovoのWindowsMRであるLenovo Explorer
を追加で買って、今後対応予定です。対応しました!
使用アセット
今回の開発にはアセットストアのアセットを結構使ったのでこれらもついでにご紹介!
ちなみに元から持っていたやつやキャンペーンとかで貰ったやつ、割引で買ったやつに
買ったけど使わなかったやつ(ここには載っていない)もあるので、
このゲームに使った総額はよく分からなかったりもします。(怖くて計算したくないという説も)
あとOdinやEditor Console Proと言った、いつも使っているエディタ拡張系は省略しています。
3Dモデル
人
金持ちと言えばメイド、それプラス他の女の子とついでにユニティマスクマン!
金
お金持ちと言えばもちろん札束と金塊。Unityならどちらも無料!
Money Pack | 3D | Unity Asset Store |
Medieval Gold | 3D Props | Unity Asset Store |
Modular Safe Pack | 3D Props | Unity Asset Store |
犬と猫
金持ちうんぬんというよりVRで動物が見たかったので犬と猫。可愛い。
Cu Puppy | 3D Animals | Unity Asset Store |
Cu Cat 2 | 3D Animals | Unity Asset Store |
小人
一緒についてる小物も使ってたり。
SD RPG Pack4 | 3D Humanoids | Unity Asset Store |
SD RPG Pack5 | 3D Humanoids | Unity Asset Store |
MEGA SD RPG Pack | 3D Humanoids | Unity Asset Store |
机と椅子とPC
金持ちもきっとPCは使うはず。
Desk | 3D Furniture | Unity Asset Store |
Chair and Worn Sofa | 3D Furniture | Unity Asset Store |
Free Laptop | 3D Electronics | Unity Asset Store |
武器
金持ちはきっと命を狙われる事もあるので護身用。
その他、家の中のオブジェクト
Unity Asset Store、本当なんでもある。
操作用
コントローラー代わりの手と、コントローラーのモデルに貼り付けて操作説明する用の矢印。
VR Cartoon Hand | 3D | Unity Asset Store |
Arrow Signs (symbols) | 3D Props | Unity Asset Store |
画像
本の表紙と、コントローラーのモデルに貼り付けて操作説明する用のアイコン。
2D Samurai Soccer Pack Vol 1 | 2D Characters | Unity Asset Store |
Vector Flat Icons | 2D Icons | Unity Asset Store |
アニメーション
女の子のアニメーション用。
エフェクト
銃痕から感情表現、舞う金まで何でも有り。
BGM
無駄にBGMも豊富に使っていたり。
SE
SEも大事。それぞれ、かなりの量のSEが入ってるけど、
ピンポイントで欲しい時がある場合は他のものを買う必要があるので、結果、こんないっぱいに。
ボイス
女の子と猫の声。犬の声も買ったけどうるさかったのでボツに。
プログラム周り
モデル爆破
服とかを爆散させるやつ。
キャラクターの向き制御
女の子や動物がカメラの方を見るような形で使用。VRでは効果抜群!
ポリゴン削減
一部アセットが重かったのでポリゴン削減。
メッシュ結合
札束風呂の札束をまとめるのなどに使用。
コライダー自動生成
3Dモデルに合わせていい感じにコライダーを設定してくれるやつ。