この記事でのバージョン
Unity 2019.4.14f1
Magic Light Probes 1.93
はじめに
今回はライトプローブを自動で迅速かつ正確に配置するMagic Light Probesというアセットの紹介です!
Magic Light Probes はライトプローブを自動モードで可能な限り迅速かつ正確に配置できるように設計されたエディター拡張機能です。
Magic Light Probes | Utilities Tools | Unity Asset Store |
イメージとしては以下のような感じで、
3Dモデルに合わせて自動でライトプローブの設定をしてくれる感じです。
なお、記事中の画像は以下のアセットを使っております。
Dark City2 - Cyberpunk Pack | 3D Sci-Fi | Unity Asset Store |
Magic Light Probes
さっそくMagic Light Probesの使い方ですが、まず上部メニューの
Tools/Magic Tools/Magic Light Probes/MLP Managerを選択し、
MLP Managerというウィンドウを開いたら、Add Volume…というボタンを押します。
するとHierarchyにMagic Toolsというオブジェクトが作成されるので、
その下にあるMLP Group 0 VolumeというオブジェクトのPositionやScaleを調整して
ライトプローブを配置したい範囲を設定します。(Scene上の黄色い四角を直接操作する事も可能)
さらにMLP Group 0というオブジェクトを選択し、Inspectorを見ると
Drag & Drop Objects Hereという物が表示されるので、
ここに床に該当するオブジェクトをドラック&ドラップして設定します。
なお、床に該当するオブジェクトが無い場合はUse Volume Bottomにチェックを入れます。
(先程設定したMLP Group 0 Volumeの下部が床扱いになる感じ)
またThe main volume contains too many sub-volumes.
というエラーが表示された場合は、マップが広く配置するライトプローブが多過ぎるので、
その上の項目の数値を調整してエラーが出ないようにします。
(とりあえず数値を大きめにして、何度かライトプローブを作って調整する感じ)
なお、デフォルトの状態だとDefaultのレイヤーのモデルしか考慮しないので、
他のレイヤーも考慮したい場合はCollision Detection Layersを変更します。
また、ライトプローブ配置時はStaticなオブジェクトしか考慮されないのですが、
Staticなオブジェクトであっても、親がStaticでない場合は考慮されない点には特に注意が必要です。
(Staticでないオブジェクトが計算時に一旦全部非表示になる感じ)
諸々の設定が終わったらCalculate Probes Volumeで計算開始します。
あとは計算が終わるのを待つだけ。なお、Inspector上で計算の進捗が分かります。
そして計算が終わるとMLP Combined Volumeというオブジェクトにライトプローブが設定されます。