この記事でのバージョン
Unity 2021.3.4f1
はじめに
今回はUnity Cloud Diagnosticsというエラーやクラッシュを監視するUnity公式サービスの
概要と導入方法の紹介記事です!
ちなみに簡単に導入出来る上に無料で使えるので、
Unityでゲームを作る時は特に理由がない限りとりあえず入れておく事をオススメします。
Unity Cloud Diagnosticsとは
まずUnity Cloud Diagnosticsの概要ですが、ザックリいうと
リリース後にユーザの実機で起きたエラーやクラッシュを収集する物で、不具合調査に役立ちます。
なお、詳細は日本語にも対応している公式サイトを見てもらうのが手っ取り早いです。
エラーを分析し、クラッシュについて報告する | Unity Cloud Diagnostics | Unity
そして気になる料金ですが、なんと完全無料!
ただし、Unityのライセンスが無料の物だとデータ量が結構少なめになっています。
(ちょっと心もとないが、それでも十分に使えるはず)
導入
次に導入方法ですが、プロジェクトのIdを作ってボタンを一つ押すだけです。
(プロジェクトのIdはAdsやCloud Buildなどの他のUnityサービスと共通のもの)
プロジェクトのIdはUnity左上の雲マークを押して
開いたウィンドウのGeneral settingsを押し、
Organizationsを選んだ後、Create project IDを押すだけ。
後はCloud Diagnosticsの項目を選び、ONにするだけで導入完了。
ちなみにDebug.Log Countでレポート時のログの数を設定出来ます。
さらに同ページにあるDashboardをクリックすると、
送られてきたレポートが確認出来るダッシュボードを開けます。
ダッシュボードは以下のような感じで発生したエラーやクラッシュの概要や件数、
日時が一覧で表示され、各レポートをクリックすると、
問題が発生した端末の情報やそこまでのログが確認出来ます。
なお、自分でクラッシュを起こして記録のテストをしたい場合はForceCrashがオススメです。
UnityEngine.Diagnostics.Utils.ForceCrash(ForcedCrashCategory.Abort);