この記事でのバージョン
Unity 2021.1.16f1
Cascadeur 2021.2EA
はじめに
今回はCascadeurという物理挙動を元に自然なモーションが簡単に作れる
3Dアニメーション作成ソフトを試しに使ってみようという感じの記事です!
実際にちょっと試してみた感じ、簡単にポーズを付けられますし、
そのポーズを元に線形的でない自然な補完が自動で付けられてかなり良さげでした。
もちろん作ったアニメーションをUnityで使うことも簡単に出来ます。
Unityで使える超簡単なアニメーション作成を試すなど。
— カン@ゲームクリエイター(Unity/VR/Switch/Steam) (@Kan_Kikuchi) 2021年9月15日
(※テスト用のアニメのため特に意味はありません)
Steam:イカサマ異世界で俺様仏様https://t.co/pzR2zDbYKf#VR #madewithunity#indiegame #solodev pic.twitter.com/qZQsEMiIm0
ちなみに使いこなせるようになればかなり複雑なアニメーションも作れるようです。
導入と料金
さっそくCascadeurの導入からですが、まず以下のページからSign Inを行います。
次に料金プランを選び「Get started」を押します。
(※以下の表示は年払い)
ちなみにGoogle翻訳でページを日本語にしてみると以下のような感じで、
なんと収益が年間10万ドル未満の場合は無料で使えます。
さらにサブスクを1年間続けると永久ライセンスに変換されるというシステムもあるので、
有料でもそこまで費用が嵩む事はなさそうです。
プランを選ぶとダウンロードページに行くので、任意のOSの物をダウンロードします。
(※残念ながら2021/09/15段階ではMac版はありません)
あとはダウンロードした物をインストールし、
起動した後にログインを行えば導入完了です。
基本的な使い方
ここからはCascadeurの基本的な使い方の紹介です。
まず起動したらアニメーションを付けるキャラのサンプルを選びます。
ちなみに左上のホームボタンから同様の画面を開くことができ、
また、各アニメーションの作業ウィンドウはタブで管理されています。
キャラの体に表示されている点を選択するとUnityのような移動カーソルが出るので
これを動かすとそこを起点にIKを使って自然に体を動かす事が出来ます。
さらにドラックして複数の点を同時に動かす事も可能です。
移動や回転などといった操作方法もUnityと同様左上のメニューから変更可能です。
ちなみに左上のメニューを変更する事で、ボックスやメッシュ単位で動かす事も出来ます。
実際にアニメーションを作るには基本となるポーズを作りますが、
ポーズは一つではなく複数作る必要があります。
そしてその各ポーズは下部のトラックの各フレームに設定していく感じになります。
青色が自分でポーズを設定するフレームで、
選択した後に鍵マークを押すこと有効無効を切り替える感じです。
試しにいくつかのポーズを設定してみると以下のような感じ。
(右下の再生ボタンで再生が可能)
この状態ではまだ補完されていないので、ドラックで全フレームを選び、
下部中央にあるBezier等の補完のメニューを選択します。
すると間が自動で補完されて自然なアニメーションになります。
(※補完された後に補完部分を修正する事も可能)
Unityで使う方法
最後にUnityで使う場合です。
まず上部メニューのFile/Export Fbx/Dae/Sceneを選択してFBXをエクスポートします。
それをそのままUnityにインポートし、Animation TypeをHumanoidに変更した後、
全てのBake Into Poseにチェックを入れ、Based UponをOriginalにすれば、
あとは他のアニメーションと同じように使えます。