この記事でのバージョン
Unity 2018.4.6f1
Steam VR Plugin 2.3.2 (sdk 1.4.18)
はじめに
以前、Steam向けのVRゲーム開発の導入的な記事でも書きましたが、
UnityでSteam向けのVRゲームを開発する際は、SteamVR Pluginというアセットを使うのが一般的です。
SteamVR Plugin - Asset Store |
ただ、このアセットを導入すると何もないシーンでも、以下のようなエラーが出る事があります。
XR: OpenVR Error! OpenVR failed initialization with error code VRInitError_Init_HmdNotFoundPresenceFailed: "Hmd Not Found Presence Failed (126)"!
今回はこんな場合の対処法です!
Hmd Not Found
エラーの内容はHmd Not Foundという文の通り、VIVEやOculusなどの
HMD(ヘッドマウントディスプレイ)が見つからない、接続が確認出来ないというものです。
ちなみにこのエラーはSteamVRというより、そこで使われているOpenVRのものです。
HMDを繋げば、エラーは消えるのですが、
そもそも基本的にVRが使えないMacで開発したい(動作確認だけWinでやる)場合や、
非VRのゲームも同時に開発したい時など、HMDを繋がずに作業したい事は結構あります。
そこで本題の対処法ですが、なんとVRSampleというアセットを入れると直ります。(警告は表示される)
VR Samples [LEGACY] - Asset Store
これは何でかと言うと、アセットインポート時にProjectSettingが上書きされるからです。
なので、実際にはProjectSetting.assetだけをインポートするだけでエラーは出なくなります。
なお、VRSampleを使わず、手動で確認した所
Other SettingsのMetal系のチェックを外すとエラーが出なくなりました。