(:3[kanのメモ帳]

個人ゲーム開発者kan.kikuchiのメモ的技術ブログ。月木更新でUnity関連がメイン。

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画像から3Dモデルを生成するAI「Kaedim」の使い方と使用感【AI】【ゲーム素材】


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はじめに

今回は「Kaedim」という画像から3DモデルをAIで生成するサービスを試してみた感じの記事です!


ちなみに全てAIがやってるというわけでなく、人力での調整もしているそうです。

Currently, the process looks like this:

・An input image is submitted and passed through our AI algorithm for reconstruction. The output is generally very accurate, but sometimes it’s not

・A quality control engineer will take a look at the output, and improve where necessary in order for the output to match our quality standards. Yes, our algorithm is not always perfect, and we want to ensure the output quality up to a standard.

・The output is returned to the user for further editing, and the addition of textures.

Today, the whole process takes an average of 15 minutes to be completed from start to finish. For the teams using Kaedim in production today, this represents a 10–20x speedup compared to manual work.

現在、プロセスは以下のようになっています。

・入力画像が送信され、AIアルゴリズムを通して再構築されます。出力は一般的に非常に正確ですが、時々そうではありません。

・品質管理エンジニアが出力を確認し、必要に応じて改善して、出力が品質基準に適合するようにします。はい、私たちのアルゴリズムは常に完璧ではなく、出力品質を一定の基準まで確保したいと考えています。

・出力はユーザーに返され、さらなる編集やテクスチャの追加が行われます。

今日、このプロセス全体が最初から終わりまで平均15分かかります。現在Kaedimを製品で使用しているチームにとって、これは手作業に比べて10〜20倍の高速化を意味します。

※AI(GPT-4)翻訳




「Kaedim」の使い方と使用感

ここからはKaedimの使い方です。

まず以下のページのGet Startedボタンから会員登録します。


会員登録が済んだらログインし、SettingsのPlansから料金を支払います。

なお、記事執筆時点では無料のトライアルプランみたいなのは無いようです。


次にCreateから3Dモデルにしたい画像をアップロードします。(今回はMidjourneyで作った画像を使用)

ここでモデルのクオリティを指定出来ますが、クオリティによって消費するクレジット数が変わります。


ちなみにどんな画像を入力すれば良いのかというガイドラインもあります。



後はただ待っていれば、3Dモデルが出来上がります。



完了通知等は特に来なかったので完成にかかった正確な時間は分かりませんが、

おそらく1時間以内には出来ていたっぽいです。

そしてこの状態では色が付いていないので、Open Editorを選択し、


Automatic texturingからテクスチャを自動生成します。

(Colouring fill toolで自分で色を付ける事も可能)


Image Projectionを選択し、モデルの正面と裏面の画像をぞれぞれ追加した後、

Textureボタンを押してちょっと待つだけでテクスチャが生成されます。

なお、テクスチャの自動生成でも1クレジット消費するので注意が必要です。


実際に試した結果が以下の通りですが、それっぽい感じですが明らかにおかしい……。


ちなみに、もう一つのAutomated Coloringも試してみましたが、


こちらはさらにおかしい……!!


一応、モデルの入手方法も説明しておくとDownloadボタンから簡単に行え、


objやfbxなどの色々な形式に対応しています。


と言うことで、今回は残念ながらまともなモデルは作れませんでしたが、

やりようによってはもっといい感じに出来るかもしれません。


ただ、クレジットの消費が激しい&高いので色々気軽に試す事は出来ず、

モデルやテクスチャの品質云々より、そちらの試行錯誤出来ない事が問題な感じがしました。


なお、他の方の使用例を見ると、入力画像の精度を上げたり、シンプルなモデルにする事で

出力されるモデル&テクスチャのクオリティを上げたり、



自分でモデルを修正する&テクスチャを貼る前提で使うという事も出来そうです。