この記事でのバージョン
Unity 2019.4.14f1
はじめに
国土交通省が東京23区の3Dモデルをなんと無償・無制限で公開しました!しかも商用利用も可能!
"東京都23区のオープンデータは商用を含め,無償・無制限で利用することが可能"
— カン@ゲームクリエイター(Unity/VR/Switch/Steam) (@Kan_Kikuchi) 2021年3月30日
めちゃめちゃ良いじゃん……!!
商用可能な東京23区の3Dモデルを国土交通省が公開。「Project PLATEAU」は全国56都市の3Dモデル整備とユースケース開発を完了 https://t.co/Nlh9nc5uc6 @4GamerNewsより
今回はこの3DモデルをUnityやVRで試してみようという感じの記事です。
国土交通省から凄い規模の都市モデルが無償・無制限で公開されました!
— カン@ゲームクリエイター(Unity/VR/Switch/Steam) (@Kan_Kikuchi) 2021年4月8日
せっかくなのでUnity、しかもVRで見てみました!
商用可能な東京23区の3Dモデルが無料で使えるPLATEAU(プラトー)をVR(Unity)で試してみたhttps://t.co/HnSo0XmloA #Unity #PLATEAU #国土交通省 #3D都市モデル pic.twitter.com/qUNGdLvOPg
PLATEAU(プラトー)とは
まず今回の3DモデルはPLATEAU(プラトー)というプロジェクトで公開されました。
国土交通省が主導する、
日本全国の3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化プロジェクト。
無償・無制限で使えるとは言え規約はちゃんとあり、特に以下の項目には注意が必要です。
コンテンツの中には、第三者(国以外の者をいいます。以下同じ。)が著作権その他の権利を有している場合があります。第三者が著作権を有しているコンテンツや、第三者が著作権以外の権利(例:写真における肖像権、パブリシティ権等)を有しているコンテンツについては、特に権利処理済であることが明示されているものを除き、利用者の責任で、当該第三者から利用の許諾を得てください。
ざっくり言えばモデルの中に会社のロゴ等、勝手に使えない物があるという事なので、
実際に利用する際は十分に注意して使いましょう。
Unityでの使い方
Unityで使う際はまず以下のページからFBX形式で3Dモデルをダウンロードします。
なお、PNGはどの区が何番にあるかというの示した図です。
例えば新宿や池袋(豊島区)付近のモデルが欲しい時は533945をダウンロードします。
ダウンロードしたzipを解凍するとさらにzipがあるのでそれも解凍し、
それをUnityプロジェクトのAssets以下に入れます。
(インポートにかなり時間がかかるので注意)
なお、各データについでですがbridがおそらく橋のモデル、
demがおそらく地形のモデル、
LOD1がテクスチャのない建物のモデル、
LOD2がテクスチャ付きの建物のモデルになります。
軽量化
せっかくなのでテクスチャ付きのLOD2を使いたいですが、非常に重いので、
以下の記事のコードを使わせてもらって軽量化してみました。
実際に軽量化してみると以下のような感じで、
SetPass callsが44860→2629と激減してるのが分かるかと思います。
VRで見てみる
せっかくなので大雑把にベイクした後、
PostProcessingStackとBeautify2を使って見た目を良くしてみました。
さらにSteam VR Pluginを使ってVRで見てると以下のような感じに。
国土交通省から凄い規模の都市モデルが無償・無制限で公開されました!
— カン@ゲームクリエイター(Unity/VR/Switch/Steam) (@Kan_Kikuchi) 2021年4月8日
せっかくなのでUnity、しかもVRで見てみました!
商用可能な東京23区の3Dモデルが無料で使えるPLATEAU(プラトー)をVR(Unity)で試してみたhttps://t.co/HnSo0XmloA #Unity #PLATEAU #国土交通省 #3D都市モデル pic.twitter.com/qUNGdLvOPg
参考