この記事でのバージョン
Unity 2018.4.0f1
はじめに
今回はUnityのプロジェクト内の様々な検索が出来るUnity Quick Search
というパッケージを試すついでに記事も書いてみよう!という感じの話です。
ざっくり言うとSpotlightやAlfredのような機能で、
ちょっと試してみた感じ、単純なファイルの検索だけでなく、
ファイルの作成といったメニューの検索&実行も出来るでの、地味に便利そうでした。
なお、Unity Quick Searchはプレビュー版ですが、
エディタ上だけで動作するモノで、不具合があったとしてもゲームには影響を及ぼさないはずなので、
今からガンガン使っていって大丈夫だと思います。
また、Unityのどのバージョンから使えるようになったのかは定かではありませんが、
Unity Quick Searchを導入するためのPackage ManagerがUnity2018から使えるので、
おそらくUnity2017系では使えないと思われます。(2018、2019は使える)
導入
Unity Quick Searchはデフォルトの状態では使えないので、まずは導入からです。
上部メニューのWindow -> Package Managerを選択し、ウィンドウを開き、
ウィンドウの左上のAdvancedからShow preview packagesにチェックを入れ、
Quick Searchの項目を探し、Installを実行すると導入完了です。
なお、導入が済むと、PackagesにQuick Searchが追加されます。
使い方
次に使い方です。
まず、ウィンドウはHelp -> Quick Searchを実行するか、
ショートカットのAlt(MacならOption) + ' を実行して開きます。
(閉じる時は別の所をクリックすればOK)
なお、ウィンドウは移動出来ず、常にUnityエディタの中心に表示されるようです。
ちなみに、ショートカットはShortcut Managerを使って変更することが可能です。(ただしUnity2019以降)
このウィンドウに検索したい内容を入力するわけですが、
現在開いてるシーンのHierarchy上のオブジェクトや、
Project内のファイルはもちろんの事、
ウィンドウを開くメニューや、
アセット作成なんて事も可能です。
また、検索したファイルはプロジェクト上にそのままドラック&ドロップ出来ますし、
右側のメニューでFinderで表示するといった事も出来ます。
さらに、検索対象のフィルターもありますし、
検索時に特定の文字を前に追加する事で、検索対象を絞る事もできます。
文字 | 検索対象 | イメージ |
---|---|---|
p: | プロジェクト内のアセット | |
me: | ウィンドウを開くなどのメニュー | |
h: | 今開いてるシーンのHierarchy上 | |
se: | オーディオ設定などのプロジェクトの設定 | |
web: | アセットストアや公式ドキュメントなどのオンライン検索(検索結果が出るわけでない) |
おわりに
単体で十分に便利そうなUnity Quick Searchですが、Unityの強みである拡張も、もちろん出来ます。
「タグ」を設定されてるGameObjectを検索する拡張(基本コピペ)https://t.co/Q3TWcfFlru pic.twitter.com/8QZ0xgS9SR
— 椿 (@tsubaki_t1) 2019年2月28日
なにか便利な拡張機能をが思い付いた際はまた別途記事にすると思います。