(:3[kanのメモ帳]

個人ゲーム開発者kan.kikuchiのメモ的技術ブログ。月木更新でUnity関連がメイン。

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UnityをインストールしてAndroidアプリをビルドし、インストールするまで(Unity Hub & Android Studio使用)【Unity】【Android】


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この記事でのバージョン
Unity 2017.4.4f1
Unity Hub 0.17.0
Android Studio 3.1.2


はじめに

UnityはiOSやAndroid等、様々なプラットフォームに対応していますが、

プラットフォームによってはそのままではビルド出来ずに、開発環境を作る必要があったりします。


という事で今回は、

UnityをインストールしてAndroidアプリをビルドし、インストールするまでの記事です!


Unity(Hub)インストール

まずはUnityのインストールを行います。

Unityは直でインストールする事も出来ますが、

Unity HubというUnity公式のツールを使うと何かと便利なので今回はこちらを使います。



そのUnity Hubのインストーラーは以下のページでダウンロード出来ます。


f:id:kan_kikuchi:20180131194610j:plain
Streamline your workflow—Introducing Unity Hub (Beta) – Unity Blog


Unity Hubをインストールしたら起動し、InstallsOfficial Releases

右側にあるDownloadからUnityをインストールします。

基本的には一番上のをインストールしておけば問題ありません。


f:id:kan_kikuchi:20180607070442j:plain


Unityインストール時にはプラットフォーム毎のコンポーネントを追加するかの設定もします。

今回はAndroid Build Supportにチェックを入れるのを忘れずに。

(他のプラットフォームにビルドする予定があれば、そこにもチェックを入れる)


f:id:kan_kikuchi:20180607070536j:plain


なお、新規でUnityのプロジェクトを作成したい場合は

Unity Hub右上の新規から行います。


f:id:kan_kikuchi:20180607071120j:plain


JDKインストール

Unityのインストールが済んだら一旦Unityから離れ、

JDK(Java SE Development Kit)をインストールします。


JDKのインストーラーは以下のページからダウンロード出来ます。


f:id:kan_kikuchi:20180607071314j:plain
Java SE Development Kit 8 - Downloads


JDKのインストールが済んだら、インストール先のパスをUnityに設定します。


なお、インストール先はMacだと/Library/Java/JavaVirtualMachines

WindowsだとC:\Program Files\Javaあたりで、

Homeまでのパスを使います。


f:id:kan_kikuchi:20180607072441j:plain



また、Unityでパスを設定する場所はPreferences


f:id:kan_kikuchi:20180607072425j:plain


External ToolsにあるAndroidJDKです。


f:id:kan_kikuchi:20180607072434j:plain


Android Studioインストール

次に以下のページよりAndroid Studioのインストーラーをダウンロードし、インストールを行います。


f:id:kan_kikuchi:20180607072918j:plain


インストールが完了したらAndroid Studioを起動し、右下のConfigureからSDK Managerを表示します。

f:id:kan_kikuchi:20180607073112j:plain


そしてAndroid SDKSDK Platformsにある

Android SDK Locationに記載されているパスをコピーし、


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JDKの時と同様にUnityのSDKの項目に設定します。


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ビルド設定

ビルドをするにはシーンが必要なので、てきとうに作成(エディタ上でcommand+Sで保存)し、

File -> Build SettingsのAdd Open Scenesから登録します。


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f:id:kan_kikuchi:20180607095548j:plain


さらに、PlatformのAndroidを選択し、Switch Platformで切り替えます。

f:id:kan_kikuchi:20180607100318j:plain


また、Player SettingsのOther SettingsにあるPackage Name

デフォルトのままだとエラーが出るので、変更します。

(決まっていなければ何でもいい)


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後はBuildボタンを押せばビルドされ、apkファイルが作成されます。


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開発者モード

自分で作ったapkをインストールするためにはAndroid端末を開発者モードにする必要があります。


なお、設定の端末情報にある

ソフトウェア情報のビルド番号を7回タップすれば開発者モードになります。


開発者モードにしたら、

設定の開発者向けオプションにあるUSBデバッグを有効にし、端末をPCに接続しておきます。


アプリのインストール

最後にアプリのインストール方法です。

簡単なのはBuild And Runでビルドし、ビルド後に自動でインストールする方法です。


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他にもadb(Android Debug Bridge)を使った方法もあります。

ちなみにadbはAndroid Studio(というかSDK)インストール時に一緒にインストールされています。


adbを使うには以下のようにターミナルからパスを通す必要があります。

(usernameは自分のユーザ名に)

export PATH=$PATH:/Users/username/Library/Android/sdk/platform-tools


パスを通したらadb install apkのパスでapkをインストール出来るようになります。

adb install /Users/username/Desktop/test.apk


なお、ターミナルにapkをドラック&ドロップすれば、パスは簡単に設定出来ますし、

adb install -rにすれば既にインストールされているものに上書きする事も可能です。

adb install -r /Users/username/Desktop/test.apk



おわりに

これでとりあえずはAndroidアプリをビルドし、インストール出来るようになったはずです。

ちなみにOculus GoもAndroidで動いてるので、ほとんど同じ方法でビルドやインストールが可能です。