(:3[kanのメモ帳]

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コライダーを常に可視化する事で物理演算のデバッグを簡単にするPhysics Debugger【Unity】


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この記事でのバージョン
Unity 2022.2.2f1


はじめに

今回はPhysics Debuggerという物理演算のデバッグを手助けるするUnity標準機能の紹介です!



イメージとしては以下のような感じ。


なお、Physics Debuggerは3D用の機能ですが、

2Dでもコライダー常時可視化は可能なので、こちらの紹介もしています。


なお、記事中の画像は以下のアセットを使っております。

Mobile Garage Vol. 2
2D Fantasy Art Assets Full Pack



Physics Debugger

さっそくですが、Physics Debuggerは

Window/Analysis/Physics Debuggerから開けます。


Physics Debuggerを開くとSceneの右下メニューが表示されるので、

Collision Geometryにチェックを入れるとコライダーが常時可視化されるようになります。


Physics Debuggerのウィンドウで表示するコライダーの種類や色など、色々設定出来ますが、

とりあえずそのままでも十分に使えます。


試しに動かしてみると以下のような感じで、物理演算の動きが分かりやすくなり、

コライダーの選択も簡単に行えるようになります。


ちなみにモデルが表示されてなくてもコライダーが有効なら表示されるので、

「何もないのにぶつかる」みたいな時にも役立ちますし、

逆にモデルが表示されてるけどコライダーがない(無効)みたい時にも使えます。


なお、2DのコライダーはEdit/Project Settingsにある、


Physics2D/GizmosのAlways Show Collidersを有効にする事で、


Scene上で常に表示されるようになります。