この記事でのバージョン
Unity 2018.2.8f1
はじめに
今回はMotion Libraryというちょっと変わったアニメーション用アセットの紹介です。
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Motion Library - Asset Store |
イメージとしては以下のような感じ。
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また、本記事に出てくる3Dモデルは以下のものを使っています。
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Riko | 3D Humanoids | Unity Asset Store |
Motion Libraryとは
Motion Libraryはただのアニメーションアセットではなく、
アニメーションを確認し、購入するためのアセットです。
Motion Library は、モーションアセット用の便利なマーケットプレイスです。これを使用すると、AAA 品質のキャラクターアニメーションに Unity エディターからネイティブにアクセスすることができます。
本プラグインを入手すると、Rokoko の契約パブリッシャーとなっているモーションキャプチャーの一流スタジオ、たとえば Audiomotion(『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』『レディ・プレイヤー 1』『Horizon Zero Dawn』『ダイイングライト』)や Centroid(『アサシンクリード』『Godzilla』『ドクター・ストレンジ』など)が作成した、プレミアム・モーションアセットの完全なライブラリ(各種モーションアセットのデモと 3D プレビュー)をご利用いただけます。
また、上記のように大手のスタジオが作成したモーションを使える事や、
プレビューがしやすい、比較的安価に使えるといった特徴があります。
アニメーションの確認
では実際に使い方を説明していきます。
アセットをインストールしたらWindow -> Motion Libraryからウィンドウ開き、
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中央に表示されているボタンを押します。
(既に設定が済んでいる場合は表示されません。)
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さらに確認ウィンドウのボタンを押します。
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するとUnityの設定が変更され、Unityが終了します。
ちなみに変更されたのはEdit -> Project Settings -> Playerの
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Other Settings -> Configuration -> Scripting Runtime Versionです。
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Unityを起動し直し、再度Windowを開くと、
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Unityのアカウントにアクセスする許可を求められるので、許可します。
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するとウィンドウ上にアニメが表示されるようになります。
なお、マウスオーバーでアニメが自動再生されます。
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また、PrefabやFBX、Hierarchy上のオブジェクトをドラック&ドロップすると
そのキャラでアニメを再生する事も可能です。
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さらに各アニメをクリックすると大きなサイズで再生する事も出来ます。
もちろん、ここでも任意のキャラで再生する事が可能です。
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ちなみにUnity上と同じ操作で回転や拡大も出来ます。
(一覧表示時も回転は可能)
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アニメーションの買い方
実際にアニメーション買ったり使ったりするには、有料会員になる必要があります。
有料会員になるにはウィンドウの右上のUpgrade to Premiumを押し、
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表示されるWebページで諸々入力し、支払いを済ませます。
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肝心の料金は月10ドル(年契約なら月8.3ドル)、それに加えて1アニメごとに何ドルか支払う形式です。
ぱっと見た感じだと1ドルのアニメが多く、高くても5ドルくらいでした。
会員登録を済ませたら欲しいアニメをカートに追加し、
(実際に買ったわけではないので、チュートリアルの動画を参考にしています)
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カートアイコンから購入処理を行います。
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購入処理が完了すれば、右上のOrdersから
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アニメーションをダウンロード出来るようになります。
(購入したものが表示されない場合は更新ボタンを押す)
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なお、ダウンロードしたファイルは
プロジェクトのMotionLibraryというディレクトリに追加されるようです。
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おわりに
Asset Storeにもアニメのアセットはたくさんありますが、
自分が使ってるキャラクターでどんな感じになるかは使ってみないと分かりませんし、
そもそも使えないという場合もあるので、かなり良心的なサービスでした。
また、まとめ売りが主流のストアとは違い、
使いたいやつだけ買えるというのもお財布に優しくて素敵な感じです。
とは言え、ストアにも良いアニメはいっぱいあるので、
Motion Libraryのシステム(プレビュー&単体購入)をAsset Storeでも使えれば最高だと思いました。