(:3[kanのメモ帳]

個人ゲーム開発者kan.kikuchiのメモ的技術ブログ。月木更新でUnity関連がメイン。

(:3[kanのメモ帳]


本ブログの運営者kan.kikuchiが個人で開発したゲームです!


Unityに機能やアセットを追加する Package Managerとは(2021版)【Unity】


このエントリーをはてなブックマークに追加


この記事でのバージョン
Unity 2021.1.9f1


はじめに

Unity2017.2で追加され、このブログでも一度記事にしたPackage Managerですが、



この時から色々変わったので、記事を新しく書き直して見ました!


なお、記事の方向性としては「Package Managerのよく使う使い方」という感じなので、

より詳細は情報についてはドキュメントを参照の事。





Package Managerの基本的な使い方

Package Managerは上部メニューのWindow/Package Managerから開く事が出来ます。

f:id:kan_kikuchi:20210603161440j:plain


基本的にはパッケージを左を選び、右下のInstallからインストールする感じです。

なお、右にドキュメントやライセンス等のリンクがある事もあります。

f:id:kan_kikuchi:20210604063153p:plain


物によっては複数のバージョンが選べる物もあり、

既にインストールされてる物はUpdateでバージョン上げたり

Removeでパッケージを削除する事も可能です。

f:id:kan_kikuchi:20210604063206p:plain


インストールされたパッケージはAssetsではなくPackagesに表示されます。(一部例外有り)

f:id:kan_kikuchi:20210604073628p:plain


しかしそのPackagesを見ても中には入ってません。(これも一部例外有り)

f:id:kan_kikuchi:20210604073645p:plain


実はパッケージの中身はプロジェクトごとにインストールしなくてもいいように

PC内で共有されており、本体は以下の場所にあります。

Windows
~/AppData/Local/Unity/cache/
Mac
~/Library/Unity/cache/npm/



デフォルトでは入っていないUnityの公式機能の追加

ここからは実際に機能やアセットを追加していく方法です。


Unityには公式から提供されている物でも最初からはインストールされていない機能が有ります。




インストール方法は左上のPackagesでUnity Registryを選び、

左側でインストールしたいパッケージを選んだら、右下のInstallボタンを押すだけ。

f:id:kan_kikuchi:20210605063650p:plain


なお、Unityにはプレビューパッケージというテスト版のような物があり、

プレビューパッケージは、現在のバージョンの Unity で安全に使用できることが確認されていないため、テストとフィードバックのためにのみ使用してください。将来のある時点で、検証要件をパスする可能性があります。ただし、そうでなく廃止になる場合もあります。将来のサポートの保証がないため、 preview の表示があるパッケージを本番環境で使用しないでください。パッケージのプレビューの状態とライフサイクルの詳細については、パッケージの状態とライフサイクルを参照してください。


これを使いたい場合は右上の歯車マークからAdvanced Project Settingsを選び、

f:id:kan_kikuchi:20210604072334p:plain


開かれたProject SettingsのEnabled Pre-release Packagesにチェックを入れます。

f:id:kan_kikuchi:20210604072355p:plain


するとPre-Releaseと書かれたパッケージが表示され、インストール出来るようになります。

f:id:kan_kikuchi:20210604072421p:plain



Unityの基本機能の削除

Unityの基本機能の中にはPackage Managerを使って削除出来る物もあります。


削除方法は左上のPackagesでBuild-inを選び、

左側で削除したいパッケージを選んだら、右下のDisableボタンを押すだけ。

f:id:kan_kikuchi:20210604063337p:plain


ただし他のパッケージと依存関係がある場合は以下ように表示されて削除出来ないので、

そういう場合は表示されたパッケージを先に削除する必要があります。

f:id:kan_kikuchi:20210604063405p:plain


ちなみに、消せる機能を全て消した状態でMac向けにビルドしてみた所、

f:id:kan_kikuchi:20210604064034j:plain


デフォルトの状態でビルドした場合より7.8MBほど容量が減りました。

f:id:kan_kikuchi:20210604064702p:plain



Unity Asset Storeのアセット追加

以前は専用のウィンドウから追加していたAsset Storeのアセットですが、

現在はPackage Managerから追加が行えます。


追加方法は左上のPackagesでMy Assetsを選び、

左側でインストールしたいアセットを選んだら、右下のDownloadボタン押し、

f:id:kan_kikuchi:20210604075404p:plain


ダウンロードが終わるのを待ってから、

f:id:kan_kikuchi:20210604075422p:plain


Importボタンを押すだけ。

f:id:kan_kikuchi:20210604075440p:plain


ちなみにAsset Storeのアセットは今まで通りAssets直下に配置されます。

f:id:kan_kikuchi:20210604075453p:plain


なお、ブラウザでストアを見た時に表示される「Unityで開く」ボタンを押すと

Package Managerで該当のアセットのページを開く事が出来ます。

f:id:kan_kikuchi:20210603151123p:plain



GitHubなどのGitリポジトリ(Git URL)からパッケージをインストール

Package ManagerはGitHubなどのGitリポジトリからパッケージをインストールする事も可能です。



インストール方法は左上のプラスボタンを押した後、Add package from git URL…を選択し、

f:id:kan_kikuchi:20210531173241p:plain


.gitで終わっているGit URLを入力し、Addを押すだけ。

f:id:kan_kikuchi:20210531173255p:plain


するとPackage Manager上でも

f:id:kan_kikuchi:20210531173307j:plain


ProjectのPackages上でもインストールしたリポジトリを確認出来ます。

f:id:kan_kikuchi:20210531173326j:plain