(:3[kanのメモ帳]

個人ゲーム開発者kan.kikuchiのメモ的技術ブログ。月木更新でUnity関連がメイン。

(:3[kanのメモ帳]


本ブログの運営者kan.kikuchiが個人で開発したゲームです!

    

日本語から変数や関数名を生成するエディタ拡張【Unity】【エディタ拡張】


このエントリーをはてなブックマークに追加


この記事はUnity Advent Calendar 2017の11日目の記事です。



この記事でのバージョン
Unity 2017.2.0f3


はじめに

プログラミングの難所の一つに、変数や関数の命名がありますが、

その命名を手助けしてくれるcodicというツール(サービス)があるんです。

codicは、プログラマー・システムエンジニアのためのネーミングツールです。


codicはブラウザで使う事ができますが、

実はAPIを無料で公開しているので、自分用にツールを作る事も可能です。


と言う事で今回は、日本語から変数や関数名を生成するエディタ拡張です!


f:id:kan_kikuchi:20171210061318g:plain


ちなみにcodicはVSだと、そのまま組み込めたりします。





 

NameGenerationWindow

では早速、日本語から変数や関数名を生成するウィンドウ、

NameGenerationWindowのプログラムです。



これをEditorフォルダに入れると


f:id:kan_kikuchi:20171210055929j:plain


Widow -> Name Generation Windowから開けるようになります。


f:id:kan_kikuchi:20171210055938j:plain


次にcodicのアクセストークンを取得します。


アクセストークンはcodicにサインアップした後、



f:id:kan_kikuchi:20171210060055j:plain


右上のAPIステータスから確認出来ます。


f:id:kan_kikuchi:20171210060201j:plain
f:id:kan_kikuchi:20171210060233j:plain


このアクセストークンをNameGenerationWindowにコピペすれば準備完了。


f:id:kan_kikuchi:20171210060512j:plain


あとは日本語を入力し、変換するだけ。

変換後のテキストは選択出来るので、コピーも可能です。


f:id:kan_kikuchi:20171210061318g:plain


ちなみに、ある程度なら単語の翻訳としても使えたりします。


f:id:kan_kikuchi:20171210061054j:plain


実装

一応実装についても軽く触れておくと、APIはUnityWebRequestを使って実行し、



返ってきたJsonをJsonUtilityを使って変換しています。



なおアクセストークンはEditorUserSettingsで保存しているので、

ウィンドウやプロジェクトを閉じても大丈夫です。





おわりに

思い付きで作ってみましたが、意外と使えるかもしれません。

ただ、codicの命名変換が完璧というわけではないので、あくまで参考程度にするのが良さそうです。