この記事でのバージョン
Unity 6000.1.11f1
はじめに
Unityには複数のプラットフォームやコントローラーに対応したい時に使える
公式機能Input Systemがあります。(導入などは以下の記事を参考のこと)
今回はこのInput Systemの更新タイミングやダブルタップと判定する時間など、
全体の挙動を変更する方法の紹介です!
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なお、デフォルトの挙動で問題ない場合は特にやる必要がないことだったりします。
Input Systemの全体の挙動を変更する方法
さっそくですが、Input Systemの全体の挙動を変更するにはEdit/ProjectSettings…から、
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Input System PackageのSettingsを選んだ後、Create settings assetを押します。
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するとAssets/以下に設定ファイル(InputSystem.inputsettings)が作成され、
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先ほどのメニューから、各種挙動を変更することが出来るようになります。
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例えばUpdate Modeで入力の更新タイミングを変更できたり、
Process Events In Dynamic Update:毎フレーム(Updateの前に)入力処理。
Process Events In Fixed Update:物理タイミング(FixedUpdate前に)処理
Process Events Manually:自動処理せず、InputSystem.Updateを呼んだときだけ処理。
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ダブルタップと判定する時間などの、各種判定に使う値のデフォルト値の設定が出来たりします。
Default Deadzone Min / Max:Stick / Axis Deadzone プロセッサの既定 下限/上限。入力は範囲外をクランプし、区間を再正規化します。
Default Button Press Point:ボタンを押下と判定する閾値
Button Release Threshold:ボタンを離したと判定する境界
Default Tap Time:タップの最大押下時間
Default Slow Tap Time:タップの最小押下時間
Default Hold Time:ホールドの最小押下時間
Tap Radius:同一タップとみなす半径
MultiTap Delay Time:ダブルタップと判定するタップ間の時間
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