(:3[kanのメモ帳]

個人ゲーム開発者kan.kikuchiのメモ的技術ブログ。月木更新でUnity関連がメイン。

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MidjourneyやStable Diffusionなどのお絵描きAIで呪文(単語, Prompt)を決めるためのコツや便利なサービス【AI】


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はじめに

以前、お絵描きAIことMidjourneyの紹介をしましたが、



それから色々とMidjourneyを試していたら



月$30の高速作成分は余裕で使い切り、合計1300枚以上の画像を描いてもらってました……!


やはり100%思い通りの画像を作るというのは厳しいですが、

ある程度はコントロール出来るようになってきたので、

どのように呪文(単語, Prompt)を決めているかのコツや

呪文を決めるために使える便利なサービスをまとめてみました!


先人達から学ぶ

まずはなにごとも先人達から学ぶべきですが、

ありがたい事にお絵描きAIの呪文についても色々な記事で具体的なモノが公開されています。






これらを読めば例えば画質を向上させたいなら「Unreal Engine」や「Playstation5」、

cat, Unreal Engine, Playstation5



アニメのファンタジーっぽい感じにしければ「cygames」など

cat, cygames


すぐには思いつかないようなちょっと捻った呪文を知る事が出来ます。


単語単体をAIがどう捉えてるかを理解する

最終的に呪文はかなり長くなる事が多いですが、

最初にメインとして使う単語をAIがどう捉えてるか理解するのも大事です。


例えば「スプラトゥーンみたいなテイストの絵が描いてほしい」という時に

スプラトゥーンと指定するとだいたいイカの絵になります。



なので、いきなりたくさんの単語を並べるより、

メインの単語から徐々に増やして行く方が絵の方向性をコントロールしやすいです。


描きたいモノとそれに関連する英単語や具体的な文章を調べる

描きたいモノを直接表す英単語が分からない場合はDeepLなどの翻訳サービスで調べるのも大事ですが、



描きたいモノに関わる単語や具体的な文章を調べるのも大事です。


例えば雨の風景を描いて欲しい時に雲や雷といった他の単語を調べたり、

具体的な文章として「夜中に静かに降る雨」や、


Rain falling silently in the night


雷を伴う嵐のような大雨」がどういう文章で表現するのかを調べる感じです。


Heavy rain like storms with thunder


また、描きたい絵を指定すると呪文をある程度肉付けして生成してくれる

「AIで画像生成するテキストを作成ジェネレーター」なんてものもあります

https://ai-copywriter.jp/free/136


ここで生成された呪文がそのまま実用的なわけではないですが、単語や文章は参考になります。

(例えば「風船」を「rainbow-colored ballons」肉付けして訳していたり)


A cat is flying with rainbow-colored balloons. The balloons are circling around the cat's body. The background is a dark sky with stars.



他の人が使っている呪文を検索

やはり自分で考えるだけでは発想に限界があるので

他の人がどんな呪文を使ってるのかを知ることも大事です。


ちなみにMidjourney(Discord)では右上の検索欄から他の人の呪文と画像を検索出来ますし、


Stable DiffusionはLexicaという呪文と生成された画像をまとめたサイトがあります。

https://lexica.art/


画像から呪文を逆に生成する

画像から呪文を逆に生成するimg2promptというモノも公開されています。



使い方はDrop a file or click to selectに画像をドロップし、Submitを押すだけ。

ちょっと待つと右上のOutputに呪文が生成されます。


結構それっぽい呪文は出てくるのでかなり参考になります。


最後は試行回数を重ねて奇跡の一枚を待つ

同じ呪文でもかなり違う絵が出来上がるので、最終的には試行回数を重ねるのが大事です。

いわゆる奇跡の一枚が出来るまで、ひたすら描いてもらいましょう。