(:3[kanのメモ帳]

個人ゲーム開発者kan.kikuchiのメモ的技術ブログ。月木更新でUnity関連がメイン。

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本ブログの運営者kan.kikuchiが個人で開発したゲームです!


ジョイスティック(バーチャルパッド)を実装【Unity】【uGUI】


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この記事でのバージョン
Unity 5.3.4f1 Personal


はじめに

今回はジョイスティック(バーチャルパッド)を実装してみようという記事です。


イメージは以下のような感じ。


f:id:kan_kikuchi:20160722133057g:plain


ちなみにStandardAssetsにあるやつではなくオリジナルのものなのであしからず。

StandardAssetsのやつを使いたい場合は以下の記事が参考になるかもしれません。






Joystick.cs

さっそくコードです。

Joystick.csが本体JoystickEditor.csはJoystickのinspectorの表示を拡張するスクリプトです。



コードの説明は長くなりそうなので省略します。


使うにはまず、上記のJoystick.csとJoystickEditor.csを作成し、

JoystickEditor.csをEditorフォルダに入れます。


f:id:kan_kikuchi:20160721133322p:plain


次にHierachy上でCanvasを作ります。この時、同時にEventSystemも作られるはずです。


f:id:kan_kikuchi:20160721133632p:plain
f:id:kan_kikuchi:20160721133639p:plain


作成したCanvasに下に空のGameObjcetを作成、

ここでは分かりやすいように名前をJoystickにしています。


f:id:kan_kikuchi:20160721133825p:plain


このJoystickにJoystick.csを追加すると、自動でStickというオブジェクトが生成されます


f:id:kan_kikuchi:20160721134217g:plain


このStickが操作する部分です。

最初は画像が設定されていないので、任意の画像を設定しましょう。


また、Stickの土台を表示したい場合はStickより上にImageを作成します。

この時、土台のImageのRaycast TargetはOffにします。


f:id:kan_kikuchi:20160721134823j:plain


動かしてみる

試しにJoystickを使ってキューブを動かしてみます。以下がそのコードです。

using UnityEngine;
using System.Collections;

public class MovingCube : MonoBehaviour {

  //先ほど作成したJoystick
  [SerializeField]
  private Joystick _joystick = null;

  //移動速度
  private const float SPEED = 0.1f;

  private void Update () {
    Vector3 pos = transform.position;

    pos.x += _joystick.Position.x * SPEED;
    pos.z += _joystick.Position.y * SPEED;

    transform.position = pos;
  }

}


上記の通りJoystickのPositionを使って操作を行います。

Positionのxとyは操作に応じて-1~1の間を変動します。


なお、これはInspectorに表示されているPositionと同じ値です。


f:id:kan_kikuchi:20160721135109j:plain


このMovingCube.csをCubeに付けて、先ほどのJoystickをInspector上で設定します。


f:id:kan_kikuchi:20160721135631j:plain


そうすればキューブを自在に操作できるようになります!


f:id:kan_kikuchi:20160722133057g:plain


設定

一応、ジョイスティックの設定方法の説明をば。


まず、タッチできる範囲はStickの画像ではなく、JoystickのWidthとHeightで決まります。


f:id:kan_kikuchi:20160722133426j:plain


次にStickの移動半径はInspector上で変更できます。

また、Sceneビューで範囲を確認することもできます。


f:id:kan_kikuchi:20160722133754g:plain


なお、半径を変えてもPositionのxとyが-1~1の値を取るのは変わりません。


最後に"Stickが中心に戻るか"はチェックを外すと、

指を離した後にスティックが中心に戻らなくなります。


おわりに

今回はジョイスティックの位置が固定されてるタイプでしたが、

始点が移動するタイプも作ってたりします。


f:id:kan_kikuchi:20160722135134g:plain


これについてはまた次回(:3っ)∋〜


------追記

書きました!