この記事でのバージョン
Unity 2018.4.6f1
はじめに
今回はパラメーター調整で好みの音へ簡単にカスタマイズできるファンタジー系効果音作成ツール
DSP Fantasyの紹介です!
ざっくり概要を列挙してみると以下のような感じで、
- 基本はファンタジー系の色々なSEが入ったSE素材集
- 専用ツールで簡単に↑のSEのパラメータを調整可能、好みのSEが作れる
- 環境音、魔法、アイテムなどカテゴリ分けされていてSEが探しやすい
- バリエーション(基本同じだけどちょっと違う)SEの自動作成機能付き
- ↑をランダム再生する用のUnity用のC#スプリプトの作成機能付き(※実用的な物ではない)
- ツールもサイトも日本語
- 作った効果音はゲーム・アニメ・映像作品など商用利用可能
- Windowsのみ
イメージとしては以下のような感じ。
DSP Fantasy
— カン@Game Creator(Unity/VR/Switch/Steam) (@Kan_Kikuchi) 2020年5月15日
パラメータ変更テスト pic.twitter.com/GeWajddyE1
なお、未確認ですが同シリーズにゲーム・アニメ向けのDPS Anime、レトロ風ゲーム向けのDSP Retro、
SF系向けのDSP Sci-Fiや、それらをまとめて販売しているバンドル)あるようです。
使い方
購入するとメールが送られてきて、そこにある「DSP Fantasy ダウンロード」というリンクから
ソフトをダウンロードし、そのソフトインストール後、
同メールに記載されているライセンスキーを入力すれば使えるようになります。
あとは好きなカテゴリを選んでパラメータを調整し、
DSP Fantasy
— カン@Game Creator(Unity/VR/Switch/Steam) (@Kan_Kikuchi) 2020年5月15日
パラメータ変更テスト pic.twitter.com/GeWajddyE1
下部にあるRENDERで効果音を保存するだけ。
(なお、SaveはDSP Fantasy用のデータ(.fntsy)を保存するメニュー)
また、ほぼ同じだけどちょっと違うSE(バリエーション)が複数欲しい場合は
右下のRANDOM PLAYを押して、各ゲージの幅を設定し、
(この幅の間をランダムに使ったバリエーションになる感じ)
RENDERの右の数値でバリエーションの数を設定し、保存するだけ。
なお、ゲージの幅は菱形をクリックしたまま上下にドラッグする事で設定出来ます。
DSP Fantasy
— カン@Game Creator(Unity/VR/Switch/Steam) (@Kan_Kikuchi) 2020年5月15日
バリエーションの幅の設定方法 pic.twitter.com/Nh9kVyK9kI
さらにEXPORTからバリエーションを付けた複数のSE+Unity用のスクリプトを書き出せますが、
以下のような感じで、実用性はないと思ったので紹介は割愛します。
- 生成したバリエーションのあるSEの連続再生やシャッフル再生が出来るスクリプト
- 汎用性はなく、バリエーションがあるSEごとにスクリプトが増えていく
- パスを直書きしてるので、SE名を変えると使えなくなる
- デフォルトでスクリプト名やSE名が日本語(例:火炎弾.cs)になる
- ↑なのにスクリプト名やSE名が日本語だと文字化けして使えない
- なぜかAssets以下にしか書き出せない