(:3[kanのメモ帳]

個人ゲーム開発者kan.kikuchiのメモ的技術ブログ。月木更新でUnity関連がメイン。

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Window10でUnityをインストールしてコードを書くまでにぶつかった問題とその解決方法【Unity】【Windows】【トラブルシューティング】


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この記事でのバージョン
Unity 5.5.0b11
Windows 10 Home バージョン1607


はじめに

メインのマシンはMacなのですが、Windowsで実機確認する際に

小さな修正をいちいちMac上でコードを修正するのはめんどくさいなーと思い、

WindowsマシンでもUnityを動かせるようにしました。


しかし、Windowsに不慣れなせいか、なかなかに苦戦したので記事にしてみます。


Visual Studio インストール

WindowsでUnityを使う利点としてよく挙げられるのが、Visual Studioが使えるという事なのですが、

Unityをインストールするのとは別にインストールしておく必要があるみたいです。


Visual Studioのダウンロードは以下のページから行えます。

なお、無料版であるCommunityでも開発に支障はなさそうです。



f:id:kan_kikuchi:20161221131256p:plain


また、言語の指定は左下から行えます。


f:id:kan_kikuchi:20161221131657j:plain


ダウンロードしたexeファイルを実行し、指示通りに進めていけばインストールが行えます。


なお、Unity5.3以降であれば、プロジェクト毎の設定みたいなのは必要ないようです。





Visual Studioの修復


インストール完了後、正常に起動する事が出来ず、

ウィンドウが真っ白になる問題が発生しました。


f:id:kan_kikuchi:20161221132030j:plain


インストール時に特にエラーは出ませんでしたが、おそらくインストールが上手くいってないので、

Visual Studioの修復を行った所、問題が解消されました。


Visual Studioの修復を行うにはまず、

スタートメニューからVisual Studioを右クリックしアンイストールを選択


f:id:kan_kikuchi:20161221134235j:plain


次に、起動したプログラムと機能というウィンドウ上で、

Visual Studioを右クリックし変更を選択


f:id:kan_kikuchi:20161221134401j:plain


最後に、起動したVisual Studio上で修復を選択します。


f:id:kan_kikuchi:20161221134500j:plain


.net framework 3.5 有効化

Visual Studioを無事起動出来たものの、

現時点でUnityで使われている.net framework 3.5は、Widnows10だとデフォルトでは使えません。

なお、エディタ上だけなら.net framework 4.6が使えるらしいです。



なので、.net framework 3.5を有効化をする必要があります。


.net framework 3.5の有効化を行うには、まずコントロールパネルのプログラムを選択


f:id:kan_kikuchi:20161221135128j:plain


次に、プログラムと機能Windowsの機能の有効化と無効化を選択


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最後に、起動したウィンドウ上で.Net Framework3.5にチェックを入れ、OKを選択します。


f:id:kan_kikuchi:20161221135308j:plain


コンポーネント ストアの修復

通常であれば、上記のやり方で.Net Framework3.5が有効になるはずなのでが、

自分の場合だと有効化の最中にコンポーネント ストアが破損していますというエラーが出ました。


なので、コンポーネント ストアの修復を行った後、再度.Net Framework3.5を有効化しました。


コンポーネント ストアの修復は行うには、

Windowsアイコンを右クリックして表示したメニューにあるコマンドプロンプト(管理者)を実行し、


f:id:kan_kikuchi:20161221135728j:plain


起動したコマンドプロンプト上で以下のコマンドを打ちます。

Dism /Online /Cleanup-Image /Restorehealth


詳しい事は以下の記事が参考になると思います。





Unityインストール

Visual Studioの準備が整ったらUnityのインストールです。

インストーラーは以下のページからダウンロード出来ます。

なお、過去のバージョンはこちらから。



インストーラーの指示通りに進めていけばインストールが行えます。


Unityのエラー解消

Unityインストール完了後、プロジェクトを起動してみたらいきなりのエラー発生。

Failed to determine 'Unity 5.5.0b11/Editor/Data/UnityExtensions/Unity/VR/install_with_editor/
WindowsStoreApps/uap_arm/AudioPluginMsHRTF.dll' machine type, the value vas 0x01c4


どうやら入れたバージョンが悪かったらしく、Unity自体のバグでした。


A couple of errors in 5.5b10 !


このエラーに記されているファイルの.metaファイル(AudioPluginMsHRTF.dll.metaなど)を削除した後、

Unityを一旦終了してプロジェクトフォルダに入っているLibraryを削除し、

再起動すればエラーは出なくなります。


おわりに

Macでは比較的簡単にインストールできたのでまさかここまで苦戦するとは思いませんでした……。

何はともあれ、これでWindow機でも開発が可能に……!