(:3[kanのメモ帳]

個人ゲーム開発者kan.kikuchiのメモ的技術ブログ。月木更新でUnity関連がメイン。

(:3[kanのメモ帳]


本ブログの運営者kan.kikuchiが個人で開発したゲームです!

    

お絵描きAIことMidjourney(ミッドジャーニー)の使い方と個人ゲーム開発で使えそうかの所感【AI】


このエントリーをはてなブックマークに追加


はじめに

巷で話題のお絵描きAIことMidjourney(ミッドジャーニー) を試してみました!


今回はせっかくなので使い方等をまとめて紹介しちゃおうという感じの記事です!

ついでに個人ゲーム開発で使えそうかという所感も最後にまとめてあります。


ちなみに記事を書いた後に知ったのですが、MidJourneyより高性能なやつが無料公開されたらしいです。

いま流行のMidJourneyよりも高性能で、本家DALL-E2に近い性能。5.6Billion枚(から選出した2Billion、100TB)の画像でトレーニングした汎用画像AIだ。このAIが、ソースコードからモデルまで、景気良く世界に全公開されるのだ。





Midjourneyとは

そもそもMidjourneyとはなんぞやという話からですが、公式サイトには以下のようにあります。

Midjourney is an independent research lab exploring new mediums of thought and expanding the imaginative powers of the human species.

Midjourneyは、新しい思考媒体を探求し、人類の想像力を拡大する独立した研究室です。
DeepL翻訳

Midjourney


これだと正直なんの事か分かりませんがザックリ言うと「単語で説明した絵を描いてくれるAI」です。

上手く使うと以下のような感じでかなりハイレベルな絵を描いてくれます。



Midjourneyは試すだけなら無料で使えますが、回数制限がありますし商用利用も出来ません。

有料プランには以下の3種類があります

  • Basic($10/月) : 月に200回の画像生成が可能
  • Standard($30/月) : 月に900回の画像生成が可能 (生成に時間をかければ無制限に生成も可能)
  • Corporate($600/年) : 年間総収入が100万ドル以上の企業用


なおBasic、Standard共に生成した画像を公開されてしまいますが、

追加で月$20を払うと非公開にも出来ます。

また、生成回数の上限は$4で60回追加する事も可能です。


使い方

ここからはMidjourneyの使い方について説明していきます。

まずMidjourneyはDiscord内で使うのでDiscordのアカウントを作成し、アプリをインストールします。



次にDiscordを起動した状態でMidjourneyのサイトのJoin the betaを押します。


これでMidjourneyのサーバーに入れるのでnewbies-○○というルームを表示します。

(その時によって番号が変わるっぽいが、どこのルームでもOK)


後はメッセージ欄に/imagineと入力してEnterを押した後、


好きな単語を,区切り指定して再度Enterを押すと画像生成が始まります。


なお、生成された画像は右クリックの画像を保存から保存出来ます。


ちなみに生成された画像はV1~V4を押すことで対応した場所にある画像の

ちょっと違う画像(バリエーション)を生成する事も可能ですし、


U1~U4を押すことで画像を高画質にする事も可能です。



個人ゲーム開発で使えそうかの所感

最後に実際に個人ゲーム開発で使えそうかという所感ですが、

ちょっと試してみた感じだと思ったような絵を描いてもらうのはかなり難しかったです。



ただ、どういう風に単語を指定すればいいかという情報はかなり出てきているので、

ちゃんと勉強をすればある程度コントロール出来るようにはなりそうです。

あと単純に絵が出来上がるのを見るだけでかなり楽しかったです。






ただ、どんなに上手く単語を組み合わせても人間の手や腕など苦手の絵はあるようです。



逆に背景は結構簡単に良い感じの物が出来て得意なようでした。



以上を踏まえると、Midjourneyが得意な背景キャラのバストアップ

ちょっと不気味なクリーチャー等を描いてもらうみたいな使い方はかなり有用そうでした。


ただ、どんな絵にしろ細部が崩れやすいので、細部を重視する場合は不向きそうです。


あとは方向性としてゲームに合わせてMidjourneyでグラフィックを作るのではなく、

Midjourneyが描いたグラフィックに合わせてゲームを作った方がやりやすい気がしました。

例えばちょっと違和感のある不気味な絵が描かれる事が多いので、ホラーゲームは作りやすそうです。

(実際に既にMidjourneyで描いた絵を使ったホラーゲームを作ってる人もいる)



もしくは絵が書ける人であればMidjourneyが描いた絵に加筆するという事も出来ますし、



アイディア出しコンセプトアートみたいな使い方も出来そうです。



結論として万能ではないけど、ちゃんと使い方や使い所を学べば有益なツールだと思いました。

特に人手やスキルが不足しがちな個人ゲーム開発とは相性が良さそうです。