この記事でのバージョン
Unity 2019.3.0b10
Device Simulator 1.3.0 preview
はじめに
以前GameViewSizeChangerという、
GameViewを色々な端末のサイズに変更できるエディタ拡張を紹介したのですが、
なんとそれと同系統の機能、Device SimulatorがUnity公式から登場しました!
(初登場したのは結構前ですが)
今回はそのDevice Simulatorを試してみようという感じの記事です。
ちなみに、Device Simulatorが使えるのはUnity2019.3以降なので注意が必要です。
なお、本記事に出てくるダンジョンのモデルは以下のものを使っています。
Top-Down Dungeons Mobile | 3D Dungeons | Unity Asset Store |
導入
導入はお馴染みPackage Managerから。
と言ってもInstallボタンを押すだけで導入完了です。
なお現状、Device SimulatorはPreview版なので、
AdvancedのShow preview packagesを有効にしないと表示されません。
使い方
使い方も簡単、GameViewの左上のカラムをSimulatorに変更するだけ。
そのSimulatorの右のカラムから色々な端末に変える事が出来ますし、
Screen Settingsから細かく設定を変える事も出来ます。
また、右上のSafe Areaを有効にするとセーフエリアが緑の枠で表示され、
その隣のRotateで画面を回転させる事も可能です。
ただし、まだPreview版という事もあって、
カメラを回転したり、移動させたりするとたまにおかしくなる事もあります。
端末の追加
Device Simulatorに端末を追加したい場合は以下に設定ファイルを追加します。
/Library/PackageCache/com.unity.device-simulator@1.3.0-preview/.DeviceDefinitions
例えばiPhone8の設定をコピーして、iPhone58の設定を作って見ると以下のような感じ。
セーフエリア取得
余談ですが、Unityでセーフエリアを取得したい場合はScreen.safeAreaを使います。
試しにUpdateでセーフエリアをログで表示させ続けてみると以下のような感じ。
private void Update() { //セーフエリアをログで表示 Debug.Log(Screen.safeArea); }
Device Simulatorの設定を変えると値も変わっているのが分かるかと思います。
参考